3. Etappe, Brunnen - Nauders(228.7km)
コース図(from 公式サイト)
3日目にしてもう超級山岳が登場、さらにゴール前にも3級山岳、
さらに距離も最長、タイム差がつきそうなコース設定。
そろそろクライマーが活躍し始めるか。
それとも現上位陣が踏ん張るのか?
放送開始時点でレースは167km地点まで進行、
ちょうど超級山岳の山頂手前です。
5km地点付近から逃げているナバーロ、プローニ、パサモンテスの3人が
集団に8分40秒ほどの差をつけていました。
超級山岳Flüelapassの山頂はプローニがトップで通過、
これで山岳賞ジャージに大きく前進しました。
集団も山頂を通過、その後の下りで
凄い勢いで下っていったのがカンチェッラーラ。
80km以上も出ているのに、補給食をかじりながら
片手運転で下っていくのが凄いわ。
別府選手のお兄さん
2日目のレース中に、レース出場が決まったのが
14日の木曜日だったという事を披露。
オフだったはずが直前になって急遽出走が決まるあたりが、
アシスト選手の厳しい部分だな。
3級山岳Norbertshöheの登りを前にした残り10kmの時点で
集団とのタイム差は2分45秒ほど、
最後の登りを上手くこなせれば逃げ切りの可能性もあるかも。
そして最後の勝負所、3級山岳Bergpreis Le Gruyèreの登りに突入。
登りに入ったすぐ後に、逃げ3人の中からプローニがアタック、
そのまま抜け出して単騎逃げに入りました。
集団は置いていかれた2人を登坂の途中で次々と吸収、
さらにキム・キルシェンのアタックなどでさらにペースを上げ、
逃げているプローニに迫って行きます。
Bergpreis Le Gruyèreの山頂ではプローニと集団との差は10秒弱、
もう追いつくのは時間の問題か……と思われました。
しかしプローニは下り区間でアグレッシブな走りを見せ、
後続との差を維持して最後の直線に突入。
直線では迫ってくる選手の姿が見えたものの、
そのままゴールラインまで追撃を許さず、まんまと逃げ切りました。
総合トップのカンチェッラーラは、最後の下りでタイム差を詰め、
プローニから7秒遅れでゴール、2秒差で総合トップを守りました。
ギリギリとはいえ逃げ切りが決まると気持ち良いだろうなぁ……
良いレースを見せてもらいました。
・3. Etappe 個人成績
1位 6時間02分18秒 アレッサンドロ・プローニ(QSI)
2位 +7秒 シャビエル・フロレンシオ(BTL)
3位 same time キム・キルシェン(TMO)
・総合成績
1位 10時間09分10秒 ファビアン・カンチェッラーラ(CSC)
2位 +2秒 アレッサンドロ・プローニ(QSI)
3位 +14秒 キム・キルシェン(TMO)
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