http://blog.goo.ne.jp/moriphy/e/cb2cbcaea460d892deedc3d77685dd3e
「ぼくらの」の監督さんが、blogで書いた記事をきっかけに
大きな波紋を生み出しています。
作品全部が好きというのは異常な状態ですから、
嫌いな部分があっても問題ないとは思いますけど……
原作をほぼ無視するようなアニメ化はいかがかと。
監督自身の考えを出すのも結構ですが、
原作者の考えをアニメに出そうとは考えないのかな?
「涼宮ハルヒの憂鬱」で監督を務めた石原立也さんは
インタビューでこのように応えていました。
原作付きアニメ作品というものは、原作既読者にとっては
『きちんとアニメ化されているか?』という
単なる確認作業になりがちなものです。
ストーリーは知っていますから。
それで今回『ハルヒ』のアニメ化に際して「原作ファンにも
一から純粋に楽しんでもらいたい」という作り手側の気持ちもありまして、
原作ファンすら「次にどうなるか分からない」
という構成を考えた結果こうなりました。
原作自体も短編は時系列が入れ替わっていたりするので、
アニメの構成もこれでいけるだろうということになりました
http://www.oricon.co.jp/anime/topics/060621/060621_02ishihara.html#anq
このように原作重視で制作していたとしても、
工夫次第で原作ファンも、アニメからのファンも
喜ばせるような作りにする事も可能なはずです。
実際、今までは時系列順にしか見ていなかったのですが、
放映順で見てみたら様々な伏線や、設定バレを巧みに利用し、
原作を見、かつ一度は時系列順にアニメを見ていた僕ですら、
唸らされるような仕掛けがたくさん用意してありましたから。
原作と100%同じに作れとは言いませんけど、
下手な改変をするぐらいであったら、
原作そのままで作った方が完成度は高くなると思うのですよ。
そしてオリジナルを作るなと言っているのでは有りません。
オリジナルを作るのであれば、原作の味を生かしたものに
して欲しいと思うのですよ。
その方が作品の世界がより深まっていくでしょうから。
まあ、まだ完結していませんからこれからの展開で
どのように原作ファン・アニメからのファンの心を掴んでいくのか、
経過を注目していきたいと思います。
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