étape 1 Londres(London) - Canterbury【203 km】
コース図 コース断面図
細かな起伏はあるものの、基本的には平坦基調。
スプリンターを要するチームは、
残り20kmにある4級山岳を上手くこなして
ゴールスプリントに持ち込みたいところです。
今日の実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん、
そしてスペシャルゲストとしてジロ・デ・イタリアで優勝した
ディルーカが所属しているリクイガス、
そのチームでマッサーをしている中野喜文さんが登場。
この日はスタート前からの生放送。
選手達のスタート前の表情が映し出されていましたが、
まだ2日目ということもあり、まだ選手達の表情は柔らかめに見えます。
プレスタートのパレード走行の後、
タワーブリッジ上で全員が止まってセレモニーが行われ、
フランス国歌・イギリス国歌が流されるなど、多彩なイベントも。
そして現地時間11時ちょうど、審判車から旗が振られ
レースがついにスタートしました。
スタート直後から激しいアタック合戦が展開。
なかなか逃げが決まりませんでしたが、
10km地点付近でミラーが飛び出しに成功。
さらにビショ、オジェ、クチンスキー、グリブコの4人が
集団から抜け出し追走集団を形成。
ここで大集団はペースを落とし、一旦レースを落ち着かせます。
ミラーは追走との差を約2分まで広げましたが、
第1スプリントポイントの手前からスピードを落とし始め、
追走集団を待つ動きを見せます。
第1スプリントポイントの時点では、ミラーと大集団とは5分20秒差。
51km地点で追走4人がミラーに追いつき、先頭集団は5人となりました。
この後レースは大きな動きは無いまま進んで行きます。
逃げ集団がつけた差は最大で約6分、
力のあるミラーが逃げ集団に入っている為、
大集団の方は差をつけられたくないような動きを見せていました。
放送開始後、4時間が経った時点で
リクイガスのアマディーオGMとの生電話が開通。
受け答えは中野喜文さん。
レース中にチームカーに乗っているGMから
生の情報が聞けるなんてなかなか無いですよ。
残り50kmを切った所でビショ、オジェ、クチンスキーの3人が
逃げ集団から抜け出し、ミラー、グリブコは集団に吸収。
さらに集団は4級山岳Côte de Farthing Commonの手前残り27kmで
ビショ、クチンスキーを吸収していきます。
集団は最後に残っていたオジェを泳がせ、
集団はゴールスプリントに向けて力を貯めていたのですが、
残り23km地点で落車が発生。
何人かが巻き込まれたのですが、スプリンターでは
マキュワンが巻き込まれてしまいました。
4級山岳Côte de Farthing Commonの山頂では
オジェが1位通過で山岳ポイントを5ポイントとしましたが、
集団に吸収されたミラーが2位通過しこちらも5ポイントに。
同点の場合は総合順位の高い方が山岳賞扱いになるので、
ミラーがマイヨ・グランペール(山岳賞ジャージ)を着る事に。
せっかく最後まで逃げたオジェでしたが、
何も実入りが無かった事になってしまいました。
そのオジェは残り19kmを切った所で吸収され、
最後のゴールスプリントへ。
落車で遅れていたマキュワン属するプレディクトール・ロットは、
6人をアシストとして使ってマキュワンを引き上げていました。
残り7km手前で何とか集団に追いつきましたが、
アシストを消耗させてしまった上に、
マキュワン自身は腕か手首に痛みを感じているようで、
ゴールスプリントに大きな影響がありそう。
ゴール前では激しい位置取り争いが繰り広げられましたが、
残り1kmのアーチではミルラムが主導権を握っていましたが
最後のカーブを抜けた後にロングスパートを仕掛けた
ハンターでミルラムトレインも崩壊。
ハンターがずっと引き続けていましたが、
残り150mで一気に駆け上がってきたのはなんとマキュワン……
ハスホフト、ボーネンに1車身以上の差をつける
圧倒的なゴールスプリントを見せ付けました。
総合トップのカンチェッラーラは変わらず、
スプリントポイントでタイムを稼いだミラーが3位に上がりました。
ポイント賞はゴールスプリントを制したマキュワンがゲット。
山岳賞はミラーが獲得し、地元の観客の声援を一身に受けていました。
・étape 1 個人成績
1位 4h 39m 01s ロビー・マキュアン(CSC)
2位 same time トル・ハスホフト(C.A)
3位 same time トム・ボーネン(QSI)
・étape 1 終了時総合成績
1位 4h 47m 51s ファビアン・カンチェッラーラ(CSC)
2位 + 13s アンドレアス・クレーデン(AST)
3位 + 21s デーヴィット・ミラー(SDV)
全選手個人成績 & ステージ成績 etc. (from J Sportsサイト)
étape 2は、ドーバー海峡を越えてフランス入り。
しかしゴールはベルギーですが。
山岳ポイントが設定されていないですし、移動後という事で
距離も比較的短めなので、激しい動きは出なさそう。
ゴールスプリントの争いに期待です。
étape 2 Dunkerque - Gand【168.5 km】
コース図 コース断面図
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